HOME

>

コラム

>

脂質異常症(高コレステロール)は何科?診療科や受診の目安・主な診察内容

HOME

>

漫画で解説!

>

脂質異常症(高コレステロール)は何科?診療科や受診の目安・主な診察内容

脂質異常症(高コレステロール)は何科?診療科や受診の目安・主な診察内容

健康診断で「コレステロールが高い」と指摘されたものの、何科を受診すればよいのか迷っていませんか。体調に目立った変化がなくても、脂質異常症は動脈硬化と関わるため、数値の背景を確認しておくことが大切です。忙しさから後回しにしがちなテーマですが、早めに相談することで今後の見通しが立てやすくなります。

再検査でよいのか、生活改善から始めるのか、薬を検討する段階なのかは、LDLコレステロールや中性脂肪の値だけでなく、年齢や合併症、家族歴などを踏まえて判断します。

この記事では、受診先の考え方、受診の目安、医療機関で行う検査や治療の流れを順に解説します。

コレステロールが高いときは何科を受診するか

コレステロール高値を指摘された場合、まず相談しやすいのは内科系の診療科です。脂質異常症は生活習慣病のひとつであり、数値の評価だけでなく、血圧や血糖、体重などを含めて総合的に判断する必要があります。

必要に応じて循環器内科など専門科へ紹介されることもあります。

まずは内科や消化器内科が基本

最初の相談先として選びやすいのは内科や消化器内科です。脂質異常症は自覚症状が出にくく、健康診断の数値だけでは緊急性を判断しづらいことがあります。医療機関では問診で食事や運動、飲酒、体重変化などを確認し、空腹時の血液検査でLDL、HDL、中性脂肪を評価します。あわせて血糖や肝機能、腎機能も確認し、全体のリスクを整理します。

別の病気が背景にある可能性も考慮しながら、再検査の時期や治療の必要性を決めていきます。すでにかかりつけの医療機関がある場合は、まずそこで健診結果を共有して相談するとよいでしょう。特に通院先がない場合は、内科を受診することで

方向性が見えてきます。

循環器内科が適しているケース

狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などの既往がある方、あるいは動脈硬化を指摘された方では、循環器内科での評価が適している場合があります。心血管リスクが高いと判断される場合には、LDLコレステロールの目標値がより厳しく設定されることがあります。

胸の痛みや息切れ、動悸などの症状がある場合も、循環器内科での確認が望まれます。まず内科で相談し、必要に応じて専門科へ紹介してもらう流れでも問題ありません。

糖尿病内科や専門外来の役割

糖尿病や高血圧、肥満を合併している場合は、生活習慣病を総合的に管理する外来が適していることがあります。複数の危険因子が重なると動脈硬化が進みやすくなるため、脂質だけでなく血糖や血圧も含めて調整することが重要です。

専門外来では栄養指導や運動療法の支援を受けられる場合もあり、複数の生活習慣病をまとめて診てもらえる点が特長です。糖尿病や高血圧の治療で通院中の方は、担当医にコレステロールの数値も共有して相談するとよいでしょう。

脂質異常症と診断される基準

脂質異常症は血液検査の数値をもとに判断されます。日本動脈硬化学会のガイドラインでは、スクリーニングの目安となる基準値が示されています。

ただし、治療を開始するかどうかは数値だけでなく、年齢や合併症などを踏まえて総合的に判断されます。

LDLコレステロールの基準値

LDLコレステロールは、一般に140mg/dL以上が高値の目安とされています。この値は脂質異常症のスクリーニング基準として用いられていますが、治療開始の判断は個々のリスクによって異なります。心血管疾患の既往がある方では、より低い目標値が設定されることがあります。数値だけで自己判断せず、医師と相談しながら方針を決めることが大切です。

なお、食事や運動に心当たりがないのにコレステロールが高い場合は、甲状腺機能低下症や肝疾患、一部の薬の影響など、別の病気や要因が背景にある「二次性高脂血症」の可能性も考えられます。気になる場合はその旨も受診時に伝えると、適切な検査につながりやすくなります。

HDLコレステロールと中性脂肪の基準

HDLコレステロールは40mg/dL未満で低値とされます。中性脂肪は空腹時150mg/dL以上が高値の目安です。中性脂肪は食事や飲酒の影響を受けやすいため、検査前日の食事内容によって数値が変わることがあります。

そのため、空腹時に採血を行うなど条件をそろえて再評価することがあります。HDLや中性脂肪の値もあわせて確認することで、脂質全体のバランスを総合的に評価します。

動脈硬化と将来的な合併症

脂質異常症が続くと、血管の内側に脂質が蓄積しやすくなり、動脈硬化が進行していきます。その結果、心筋梗塞や脳梗塞などの発症リスクが高まることが知られており、早めの対処が将来のリスクを下げることにつながります。

コレステロール高値で受診する目安

受診のタイミングは、健康診断の判定や合併症の有無によって変わります。次のような場合は、医療機関への相談を検討すると安心です。

  • 健康診断で要再検査や要治療と判定された場合

  • 高血圧や糖尿病などを合併している場合

  • 家族に若年発症の心血管疾患がある場合

健康診断で再検査や要治療とされた場合

健診で再検査や精密検査を勧められた場合は、できるだけ早めに受診することが望まれます。数値の一時的な変動である可能性もありますが、継続的な高値である場合もあります。医療機関では空腹時採血で改めて確認し、必要に応じて治療方針を決めます。

高血圧や糖尿病を合併している場合

高血圧や糖尿病を併せ持つ場合、動脈硬化の進行リスクが高まりやすくなります。そのため、脂質の管理も含めて総合的に治療を行うことが重要です。通院中の方も、健診結果を主治医に共有して相談するとよいでしょう。

家族歴がある場合の受診タイミング

家族に心筋梗塞や脳梗塞を若い年齢で発症した方がいる場合、遺伝的な要因でコレステロールが高くなりやすい体質が影響している可能性があります。

家族性高コレステロール血症と呼ばれる疾患では、LDLが著しく高い状態が続きやすく、若年からの動脈硬化リスクが問題となります。心当たりがある場合は、自覚症状がなくても早めに医療機関で評価を受けることが安心につながります。

生活習慣の見直しと継続通院の重要性

脂質異常症は長期的に管理していく病気です。数値が改善しても、生活習慣が戻ると再び上昇することがあります。無理のない改善と定期的な確認が大切です。

食事と運動の具体的な改善点

食事では飽和脂肪酸を多く含む食品を控え、魚や大豆製品、野菜を意識的に取り入れます。水溶性食物繊維はコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされています。運動は有酸素運動を中心に、無理のない頻度で継続することが勧められます。

運動の時間や回数は個々の生活状況に合わせて調整します。自己判断で極端な食事制限を行うのではなく、医師と相談しながら進めることが安心です。

定期検査による数値管理

治療を始めた後は、3〜6か月を目安に血液検査を行い、数値の変化や薬の効果・副作用を確認します。LDLが目標値に近づいてきた場合でも、自己判断で薬をやめたり通院を中断したりすると数値が戻ることがあります。

生活習慣の改善と定期的な受診を組み合わせることで、無理なく長期的な管理を続けやすくなります。疑問や不安があれば、次回の受診を待たずに相談してみてください。

薬物療法が検討されるタイミング

食事や運動などの生活習慣を3〜6か月継続して改善に取り組んでもLDLコレステロールが目標値に達しない場合や、心血管疾患の既往がありリスクが高いと判断される場合には、薬物療法が検討されます。

代表的な薬としてスタチン系薬剤があり、コレステロールの合成を抑える働きがあります。

薬を始めた後も生活習慣の改善は並行して続けることが重要で、薬だけに頼れば食事を気にしなくてよいというわけではありません。薬の必要性や種類については医師と相談しながら決めていくことが大切です。

まとめ|脂質異常症はまず内科で相談を

コレステロールが高いと指摘された場合は、まず内科系の診療科で相談するのが基本です。スクリーニング基準を参考にしつつ、年齢や合併症を含めた総合的な評価が行われます。

生活習慣の見直しが治療の土台となり、必要に応じて薬物療法が検討されます。数値は継続的に確認しながら管理していくことが重要です。健診で気になる結果が出たときは、一人で悩まず医療機関に相談してください。

一覧へ戻る

診療時間

⁨⁩木曜・日曜休診

/ 土曜日は17:00まで

診療時間の表。営業時間は9:00-18:00。ただし土曜日は17時まで。13:30-14:30は検査のお時間です。木曜と日曜は休診。なお、ご予約がない方の受付は診療終了時間の30分前までとなります。

アクセス

Google Map

松戸常盤平 おなかと胃・大腸カメラと内科のクリニック

〒270-2261 千葉県松戸市常盤平1−8

新京成線「常盤平駅」徒歩4分 / 松戸新京成バス馬12「千葉西病院」もしくは「常盤平駅北口」から徒歩4分 / 駐輪場あり / 「おっ母さん」「クリエイト」との共同駐車場84台分あり