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血糖値が高いときは何科?受診の目安や検査内容を解説

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血糖値が高いときは何科?受診の目安や検査内容を解説

血糖値が高いときは何科?受診の目安や検査内容を解説

「健康診断で血糖値が高いと言われたけれど、何科へ行けばよいのかわからない」「自覚症状がないため、受診を先延ばしにしてもよいのでは」と迷っていませんか。血糖値は食事や体調によって一時的に上がることもありますが、高い状態が続いている場合は糖尿病などが隠れている可能性があります。

血糖値が高いときは、一般内科や糖尿病内科へ相談できます。内科では血糖値やHbA1cなどを調べ、糖尿病の疑いがあるか、追加の検査が必要かを判断します。口渇や尿量の増加、急な体重減少、強いだるさなどがある場合は、次回の健診を待たずに受診しましょう。

この記事では、血糖値が高いときの受診先、受診の目安、内科で行う検査、高血糖の主な原因、受診前に準備したい情報を解説します。健診結果や自宅で測った血糖値が気になる人は、医療機関へ相談する際の参考にしてください。

血糖値が高いときの受診先

血糖値が高いと指摘された場合は、一般内科や糖尿病内科へ相談できます。近くに専門外来がなくても、一般内科で初期評価を受け、必要に応じて専門医への紹介を受けることが可能です。妊娠中は産婦人科との連携も必要になるため、自分の状況に合った相談先を知っておきましょう。

最初の相談先となる一般内科

健康診断で血糖値やHbA1cが高かったときは、身近な一般内科へ相談できます。健診結果や症状、家族歴、体重の変化などをもとに初期評価を行い、採血時の食事状況や体調も含めて高血糖の背景を調べます。

糖尿病の疑いが強い場合や、より専門的な診療が必要な場合には、糖尿病内科などへの紹介を受けられます。「専門医でなければ相談できない」と考えて受診を先延ばしにせず、まずは通いやすい内科へ相談しましょう。

専門診療を行う糖尿病内科・内分泌内科

糖尿病内科や内分泌内科では、糖尿病の種類や高血糖の背景を詳しく調べ、食事・運動・薬物療法を含めた継続的な管理を行います。血糖値が著しく高い場合、治療しても改善しにくい場合、1型糖尿病や内分泌疾患が疑われる場合などに適した受診先です。

糖尿病と診断された後は、病状に応じて眼科や腎臓内科などと連携することもあります。長期的な通院が必要になるケースもあるため、検査や生活上の相談を続けやすい医療機関を選ぶことが大切です。

妊娠中の産婦人科との連携

妊娠中の健診で血糖値が高いと指摘された場合は、自己判断で様子を見ず、まず通院中の産婦人科へ伝えてください。妊娠中は胎盤から分泌されるホルモンなどの影響でインスリンが働きにくくなり、妊娠糖尿病などの糖代謝異常が見つかることがあります。

妊娠中の診断基準や血糖管理の目標は、妊娠していない人とは異なります。母体と胎児の状態を見ながら管理する必要があるため、産婦人科と糖尿病内科・内分泌内科が連携して診療するケースもあります。過去の妊娠で妊娠糖尿病と診断された人も、早めに主治医へ相談しましょう。

血糖値が高いときの受診目安

血糖値が高くても、初期には目立った症状がないことがあります。健診で再検査や受診を勧められた場合は、症状がなくても放置しないことが大切です。症状の有無や強さによって緊急性は異なるため、通常の外来で相談できるケースと、救急受診を検討したいケースを分けて解説します。

健診で血糖値やHbA1cが高かった場合

健診結果に「要受診」「要再検査」「要精密検査」などと記載されている場合は、結果票の指示に従って内科を受診してください。判定区分の名称や基準は健診機関によって異なるため、数値だけを見て受診の必要性を自己判断するのは避けましょう。

血糖値は採血時の食事条件によって評価が変わるため、結果票に記載された空腹時・随時の区分も確認します。1回の健診結果だけで糖尿病と確定するとは限りませんが、再検査によって一時的な上昇か、慢性的な高血糖かを調べられます。受診時には健診結果の用紙を持参してください。

口渇や多尿などの症状がある場合

血糖値が高くなると、尿に糖が多く排出され、それに伴って尿量が増えることがあります。水分が失われるため喉が渇き、水を多く飲むようになり、結果としてトイレに行く回数も増える場合があります。

食事量が変わっていないのに体重が減る、疲れやすい、傷が治りにくい、感染症を繰り返すといった変化も、高血糖に伴ってみられることがあります。症状が続く、悪化している、複数重なっているときは、次回の健診を待たずに内科へ相談しましょう。

ただし、口渇やトイレが近い症状には、泌尿器の病気や薬の影響など、ほかの原因もあります。症状だけで糖尿病と決めつけることはできません。

意識障害や嘔吐を伴う場合

意識がもうろうとする、呼びかけへの反応が鈍い、繰り返し吐く、強い腹痛がある、呼吸が深く速いといった症状は、糖尿病ケトアシドーシスなどの急性合併症でみられることがあります。著しい脱水や高血糖性の昏睡につながる可能性があり、緊急性の高い状態です。

このような症状がある場合は、通常の診療時間まで待たず、速やかに救急外来を受診してください。自力での移動が難しい、意識がはっきりしない場合は、救急車の要請を検討します。

糖尿病と診断されていない人でも、急激に発症することがあります。本人だけで判断せず、周囲の人も受診を手助けしてください。

血糖値が高いときに内科で行う検査

内科では、慢性的な高血糖が続いているか、高血糖の背景にどのような原因があるかを調べます。基本となるのは血糖値とHbA1cで、健診結果や症状に応じて75g経口ブドウ糖負荷試験や尿検査などを追加します。すべての人に同じ検査を行うわけではなく、必要性を判断しながら進めます。

血糖値とHbA1cの再検査

血糖値は採血した時点の血液中のブドウ糖濃度を示し、食事や運動、発熱などの影響を受けます。HbA1cは過去1〜2か月の平均的な血糖状態を反映するため、両方を組み合わせて慢性的な高血糖かどうかを評価します。

糖尿病の診断で用いられる「糖尿病型」の主な基準は次のとおりです。

検査項目

糖尿病型となる値

空腹時血糖値

126 mg/dL以上

75gOGTTの2時間値

200 mg/dL以上

随時血糖値

200 mg/dL以上

HbA1c

6.5%以上

表の値は、「糖尿病型」と判定される基準です。別の日に糖尿病型を2回確認し、そのうち1回は血糖値で確認するのが原則です。ただし、同じ採血で血糖値とHbA1cがともに糖尿病型の場合や、糖尿病型の血糖値に典型的な症状または確実な糖尿病網膜症を伴う場合は、1回の検査でも糖尿病と診断されることがあります。

診断には医療機関で測定した静脈血漿の血糖値を用います。家庭用血糖測定器やCGMの値だけでは確定できないため、医療機関で検査を受けてください。

参考:糖尿病診断基準(一般社団法人 日本糖尿病学会)

必要に応じて行う75g経口ブドウ糖負荷試験

75g経口ブドウ糖負荷試験は、空腹時にブドウ糖を含む検査液を飲み、一定時間後の血糖値を測る検査です。空腹時血糖値やHbA1cだけでは判断しにくい場合、食後の血糖上昇が疑われる場合などに、医師が必要性を判断して行います。

標準的には、検査前の3日以上は糖質を150 g以上含む食事をとり、10〜14時間絶食した状態で検査を行います。検査中は水以外の飲食と喫煙を避け、安静を保ちます。食事や薬の扱いは自己判断で変更せず、医療機関から案内された方法に従ってください。

すでに明らかな高血糖がある場合や、体調によっては別の検査が選ばれることもあります。全員が受ける検査ではありません。

尿検査と腎機能・合併症の評価

尿検査では、尿糖、尿蛋白、尿ケトン体などを調べます。尿糖は血糖値が高いと陽性になることがありますが、陰性でも糖尿病を否定できません。尿ケトン体は、インスリンが著しく不足している可能性や、急性合併症を考える材料になります。

糖尿病と診断された場合や、医師が必要と判断した場合は、血液検査でクレアチニンやeGFRなどの腎機能を調べ、尿中アルブミンも測定します。

さらに、目の状態を調べる眼底検査、手足の感覚や反射をみる神経障害の評価などを追加することがあります。初診時にすべて行うのではなく、診断結果や症状に応じて必要な検査を選びます。

血糖値が高くなる主な原因

血糖値が高いからといって、必ず糖尿病とは限りません。糖尿病や糖尿病予備群のほか、食事の直後や感染症などで一時的に上がる場合、一部の薬やほかの病気が影響する場合もあります。原因によって必要な対応が異なるため、採血時の条件だけでなく、体調や持病、服薬内容まで含めて医師が判断します。

糖尿病や糖尿病予備群

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンが不足したり、十分に働きにくくなったりすることで、慢性的に血糖値が高くなる病気です。糖尿病には1型糖尿病、2型糖尿病、ほかの病気や薬剤に伴う糖尿病などがあり、それぞれ発症の仕組みや治療方法が異なります。

妊娠中には、妊娠糖尿病などの糖代謝異常が見つかることもあります。妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて見つかった、糖尿病には至っていない糖代謝異常を指します。

糖尿病と診断される前の段階でも、空腹時や食後の血糖値が正常範囲を超えることがあります。この状態は一般に糖尿病予備群と呼ばれ、自覚症状がほとんどなくても将来糖尿病へ進む可能性があります。1回の測定値だけでは分類できないため、医療機関で評価を受けることが大切です。

食事や体調による一時的な上昇

食事をすると、糖質がブドウ糖として吸収されるため、血糖値は一時的に上がります。採血前に食事や糖分を含む飲み物をとっていた場合は、空腹時の基準では評価できません。健診時には、最後に飲食した時刻を伝えることが大切です。

発熱や感染症、けが、手術などで身体に強い負担がかかると、血糖値を上げるホルモンが増え、一時的に高血糖となる場合があります。身体的または精神的な強いストレスが、血糖値に影響することもあります。

体調が回復すると下がるケースもありますが、もともとの糖代謝異常が表面化している可能性もあります。必要に応じて再検査を受けましょう。

薬剤やほかの病気による影響

副腎皮質ステロイド薬など、一部の薬には血糖値を上げる作用があります。また、膵臓の病気や一部の内分泌疾患などによって、血糖値が高くなることもあります。

薬が原因として疑われても、自己判断で服用を中止してはいけません。治療中の病気が悪化するおそれがあるため、処方した医師と相談しながら、薬の調整や血糖管理を行います。

糖尿病の家族歴がない、太っていない、生活習慣に心当たりがない場合でも、高血糖になることはあります。原因を決めつけず、服薬歴や持病を含めて医師に伝えてください。

受診前に準備したい情報と持ち物

受診時に健診結果や薬の情報がそろっていると、採血時の条件や過去からの変化を確認しやすくなります。特別な準備を整えてから受診する必要はありませんが、わかる範囲で資料や記録を持参しましょう。診察時にこれまでの経過を伝えやすくなり、必要な検査を検討する助けになります。空腹で受診すべきか迷う場合は、事前に医療機関へ確認してください。

健診結果や過去の検査結果

健康診断や人間ドックで血糖値が高いと指摘された場合は、結果票をそのまま持参してください。血糖値とHbA1cだけでなく、採血が空腹時だったか、尿糖、脂質、肝機能、腎機能などの結果も診療の参考になります。

過去の健診結果があれば、数値が今回だけ上がったのか、数年かけて上昇してきたのかを確認できます。ほかの医療機関で糖尿病や膵臓、内分泌に関する検査を受けたことがある場合は、その結果も役立ちます。

結果票を紛失していても受診は可能です。資料がないことを理由に先延ばしにせず、わかる範囲の情報を伝えましょう。

お薬手帳と服用中の薬

受診時には、お薬手帳や服用中の薬がわかる資料を持参してください。薬の現物や写真でも確認に役立つ場合があります。処方薬だけでなく、市販薬、サプリメント、注射薬なども含めて伝えることが大切です。

一部の薬は血糖値に影響する可能性があるほか、糖尿病の検査や治療を始める際に、ほかの薬との組み合わせを考える必要があります。薬の名前だけでなく、飲み始めた時期や量がわかると診察が進みやすくなります。

薬は自己判断で中止や減量をせず、現在の治療を続けながら対応できるか、処方した医師と相談して決めましょう。

症状と生活習慣の記録

症状がある場合は、いつから始まったか、どの程度続いているかをメモしておくと伝えやすくなります。喉の渇き、飲水量、尿の回数や量、体重の変化、だるさなどを、わかる範囲で記録してください。

採血前に食事をした場合は、食べた時間や内容も参考になります。普段の食事回数、間食、飲酒、運動、睡眠、最近の発熱や感染症なども、高血糖の背景を考える材料です。

完璧な記録を作る必要はありません。思い出せる範囲でまとめ、気になる症状や生活上の困りごとを率直に伝えることが、必要な検査や治療方針を考える助けになります。

まとめ | 血糖値が高いときは内科へ相談しよう

血糖値が高いと指摘されたときは、一般内科や糖尿病内科へ相談しましょう。一般内科でも初期評価を受けられ、必要に応じて専門医への紹介を受けることができます。妊娠中は、通院中の産婦人科にも早めに伝えてください。

健診で再検査や受診を勧められた場合は、自覚症状がなくても放置しないことが大切です。口渇や尿量の増加、体重減少などがある場合は早めに受診し、意識障害や繰り返す嘔吐、深く速い呼吸などがある場合は救急受診を検討します。

血糖値は食事や体調、薬の影響で一時的に上がることもあるため、1回の数値だけで判断はできません。松戸常盤平 おなかと胃・大腸カメラと内科のクリニックでは、内科診療の一環として、健康診断で血糖値やHbA1cが高いと指摘された人のご相談を受け付けています。健診結果やお薬手帳を持参のうえ、お気軽にご相談ください。

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