②大腸カメラ検査をお勧めする方このような症状の方は検査をお勧めします。
- 便秘が続く
- 常に排便異常がある
- 便秘と下痢を繰り返す
- 便が細くなり、太い便がでない
- 急激な体重減少がある
- 腹痛が続く
- お腹が張っている
- 血便が出る
- 貧血と診断された
- 便潜血陽性と指摘された
- 大腸がんや大腸ポリープの治療を受けたことがある
など
上記のような症状のある場合、特に早期の大腸カメラ検査をお勧めしています。大腸カメラ検査で発見されることもある大腸がんは、早期に自覚症状がないことも多く、特に発症リスクの高まる40歳を過ぎた方は定期的な大腸カメラ検査をお勧めしています。
③大腸カメラ検査で分かる病気- 大腸がん
- 大腸ポリープ
- クローン病
- 潰瘍性大腸炎
- 大腸憩室炎
- 直腸炎
- 直腸潰瘍
- 直腸カルチノイド
- 大腸メラノーシス
- 大腸脂肪腫
など
④当院の大腸カメラ検査の特徴・身体にやさしい苦痛の少ない検査
当院では、精度の高い安全な検査を行っています。丁寧な内視鏡操作と知識・技術を生かした質の高い診断を行っています。患者様の希望に応じて鎮静剤を使用した検査にも対応しております。なお、鎮静剤の量は患者様の状態に応じて使用していき、検査中も呼吸状態や血圧を確認しながら、安全な検査に努めて参ります。安心してご受診ください。
・院内で下剤(前処置薬)の服用が可能大腸カメラ検査は腸内がきれいになっていないと、病変があった場合に見落としにつながってしまうため、事前準備として下剤を内服していただく必要がございます。通常は予約時にお渡しする下剤を自宅で飲んで、便がきれいな水の状態になり、排便が落ち着いてから、当院に来院いただきます。
しかし、特に初めての方からは、『下剤をどうやって飲んだらいいかわからない』『下剤を飲んだ後にお腹が痛くなったらどうしよう・・』といったお声や、また遠方の方では『クリニックに着くまでに便意が出たらどうしよう』などといった不安の声も多く聞かれます。
当院では自宅での下剤の服用がご心配な方に向けて、院内に前処置のための個室を2室ご用意しております。個室をご利用いただきことで、院内で下剤を内服できます。プライバシーへの配慮と患者様の安心につながればと考えております。
また、院内で下剤を服用していただく場合、医師、看護師のアドバイスのもと安心して下剤が内服していただけます。
ご希望の方はお気軽にお申し出ください。
※ 院内で前処置をご希望される方は、個室料金として500円(税込)をいただいております。
・鎮静剤を使用しての苦痛の少ない検査当院では、より多くの患者様に苦痛を軽減した状態で検査を受けていただきたく、鎮静剤を使用した検査も行っております。鎮静剤の使用により、うとうとした状態で内視鏡検査を受けていただくことができます。
また、当院では、検査後に寝たままの状態で検査室からリカバリールームに移動することが可能です。検査後はゆっくりと鎮静剤が身体から抜けるまでお休みください。
・炭酸ガス装置を使用
大腸カメラ検査は空気を腸管内に入れることで粘膜のヒダを広げることでポリープを発見したり、治療を行なっていきます。しかし、大腸に入れた空気でお腹が張ってくると、痛みの原因や不快な違和感につながるため、大腸カメラ検査を敬遠される一つの原因になります。
当院では、少しでも患者様の苦痛が緩和できるよう、空気よりも200倍も人体に吸収されやすい二酸化炭素を使用しています(内視鏡炭酸ガス送気装置)。検査後もすばやくお腹の張りが解消されるため、検査を楽に受けることができます。
・検査中に大腸ポリープの切除が可能大腸ポリープの一部は悪化して大腸がんになってしまう可能性があるため、大腸カメラ検査でポリープを発見した場合は、その場で切除してしまう日帰り手術を行います。
当院では、大腸カメラ検査時で発見したポリープを最新鋭の内視鏡システムを駆使し、サイズや形状、色など細部まで観察していきます。ポリープのサイズや形状に問題がある時などは、後日、入院した上での手術になることがあります。その場合は、当院から責任をもって信頼できる高度医療機関を紹介させていただいておりますのでご安心ください。
なお抗凝固剤(ワーファリンやリクシアナ、イグザレルト)抗血小板剤(バイアスピリン、クレピドグレル等)などの血液をサラサラにするお薬の内服薬がある方は、事前に医師と相談し、指示に従うようにしてください。
・土曜日午後も内視鏡検査
平日はお仕事や学校などで忙しく、大腸カメラ検査を受けようという意思があっても、なかなか検査を受ける時間が確保できないとお困りの方も多いかと思います。
当院では、より多くの方々に、内視鏡検査を受けていただくことができるよう、土曜日午後も検査を受け付けております。
なお、大腸カメラ検査は、原則検査前に一度ご来院していただくことになっております。
インターネットで予約された場合は、カメラ検査の前に一度受診していただき、検査の説明や事前に内服していただく下剤を処方させていただきます。
・胃カメラと大腸カメラの同日検査当院では、胃カメラ検査と大腸カメラ検査を同日中に行っていただくことが可能です。患者様の来院回数の削減だけでなく、検査前日の食事制限等の準備も一度で済ませることが可能になります。
なお、大腸カメラ検査は、原則検査前に一度ご来院していただくことになっております。インターネットで予約された場合は、カメラ検査の前に一度受診していただき、検査の説明や事前に内服していただく下剤を処方させていただきます。同日実施を希望される方はまずは当院までご相談ください。
・丁寧な結果説明「問題ありません」「異常がありました」このような漠然とした言葉だけでなく、どの部分が大丈夫なのか、異常があるのか、細部まで分かりやすく患者様に説明することを心がけております。希望される方には検査中の画像をお渡ししています。ご不明点等ございましたら、お気軽にご相談ください。
2. 前日前日のお食事は、3食とも消化の良いものをお食べください。海藻類や繊維質の多い野菜、キウイなどの小さなタネが多い果物など消化の悪いものは食べるのを控えていただきます。なお夕食は21時までにお済ませください。
なお、水やお茶、透明で糖分の入っていない飲料でしたら、ご自由にお飲みいただけます。就寝前に下剤等、大腸カメラ検査の向けてお渡しした薬がある場合は忘れずに服用ください。
3. 当日朝~ご来院大腸カメラ検査当日は、検査終了まで絶食になります。水分補給に関しては、水や薄いお茶などはお飲みいただくことが可能です。
また、内服薬で医師より服用の指示のあったものと、医師から服用指示のあった薬につきましては、検査の3時間前までに服用してください。糖尿病で内服薬・インスリンを使用中の方は、当日朝は使用しないで下さい。(低血糖になるため)なお、朝食は食べずにご来院ください。
・自宅にて下剤を服用する場合
ご自宅の慣れ親しんだお手洗いで準備していただく場合には、下剤は2時間程度かけてゆっくりと飲み終えるようにしてください。個人差はありますが、下剤の効果はおよそ3~4時間で落ち着きます。
そのため、検査の4~5時間前から服用を開始するようにしてください。便が透明になってきたら検査可能のサインです。お腹が落ちついたら検査の30分前までにご来院ください。
・院内にて下剤を服用する場合院内で下剤を使用する方は、検査予約の4時間前にご来院ください。なお、検査で鎮静剤を使用する方は、当日ご自身の運転で自動車、バイク、自転車によるご来院は控えていただいております。
ご家族の方の送迎、もしくは公共交通機関等でご来院ください。
4. 検査便がしっかりと透明になったかどうか確認します。鎮静剤を使われる患者様はこのときから点滴を行います。
ベッドの上に横になっていただき、検査時間は、15分から30分程度かかります。また、検査中に大腸ポリープを発見した場合、ポリープ切除などの処置を行うため、もう少しお時間がかかります。
5. 検査結果のご説明検査後はしばらく休憩していただき、その後に医師より結果の説明をさせていただきます。鎮静剤を使った検査の場合は、30分から1時間程度、リカバリールームでお休みいただき、その後、検査結果の説明となります。
なお、大腸ポリープ切除や細胞を採取して病理検査を行った場合は、検査結果が出るまで1週間から2週間程度かかりますので、結果が届いてから再度ご来院いただいたうえでの説明となります。
※ポリープ切除や細胞を採取した場合、ご帰宅後の食事や運動、長距離移動などに関する注意事項などをお伝えしますので、注意事項をお守りください。
6. ご帰宅後検査のみの方は、終了1時間後からはご自由に飲食が可能となります。当日は無理をせず、激しい運動などもお控えいただくようにしてください。また、ポリープ切除や組織検査を行った方は別途お伝えした注意事項をお守りいただき、検査終了後3時間以上あけてから消化の良いものをお召し上がりください。
なお、検査から1週間程度は検査時等にお伝えする注意事項に従い、生活を送ってください。
| 1割負担 | 3割負担 |
大腸カメラ (観察のみ) | 約2,500円前後
| 約7,500円前後 |
大腸カメラ +病理組織検査 | 約3,000円〜 5,000円前後 | 約10,000円〜 15,000円前後 |
大腸ポリープ切除 | 約3,000円〜 4,000円 | 約24,000円~ 30,000円前後 |
※診療内容により費用は前後しますのでご了承ください。
※大腸ポリープ切除を行った場合、内視鏡手術として生命保険還付金が下りる場合もございます。詳しくは、ご自身の加入している生命保険や医療保険、各保険会社にお問い合わせください。