松戸常盤平おなかと胃・大腸カメラと内科のクリニック|消化器内科 内科

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便秘症

便秘は多くの人が経験する一般的な症状ですが、単なる日常の不快感以上のものを示す場合があります。特に、便秘が長期間続く場合、それは大腸がんの一つの警告信号である可能性があります。
便秘症
便秘は、便が腸の中を進んで行くなかで水分が吸収され少なくなることと強く関係しています。その水分の大半は、大腸を通過する際に吸収されて、食べ物の残りかすが適度な硬さの塊になります。大腸内での水分吸収量が少し増えるだけでも便が硬くなり、便秘になりやすくなります。

便秘の背後には、食生活の乱れ、運動不足、水分不足、ストレスなど、さまざまな原因があります。これらの生活習慣の要因は一般的に最も頻繁に便秘を引き起こしますが、便秘はまた、特定の薬の副作用や、より深刻な健康問題の兆候であることもあります。

便秘をそのままにしておくことで、痔核ができてしまったり、便が硬くなることで排便時に肛門を傷付けやすくなります。肛門の痛みや出血のおそれのために便意をがまんしていると、状態はますます悪化してしまいます。またその他にも結果して腸内フローラの破綻を招き、腸のバリア機能の低下から認知症につながることもあります。

便秘症の改善には、食物繊維を豊富に含む食事、十分な水分摂取、定期的な運動が効果的です。しかし、食物繊維の中にも不溶性の食物繊維は摂取することで便秘の増悪を招きかねませんので、注意が必要です。また、日常生活でのストレス管理も、消化器系の健康を守る上で不可欠です。

便秘が持続する場合、大腸がんの初期症状の一つである可能性があります。大腸がんは早期発見が非常に重要であり、便秘を含む変化を見逃さないことが肝心です。他の症状としては、腹痛、体重減少、便に血が混じることが挙げられます。
大腸内視鏡検査
大腸内視鏡検査は、便秘の原因を特定し、大腸がんを含む様々な大腸疾患の早期発見に非常に有用です。この検査は、大腸の内部を直接観察し、ポリープ、炎症等を検出することができます。特に、ポリープが見つかった場合、大きさによっては、当院では日帰りで切除が可能です。大腸ポリープを切除することで、大腸がんのリスクを大幅に低減することができます。

便秘が2週間以上続く場合や、食生活の改善によっても症状が改善しない場合は、専門医の診察をお勧めします。また、体重減少や便に血が混じるなど、他の症状が伴う場合は、すぐに医療機関を受診してください。

当クリニックでは、便秘症の患者様に対して、個別の生活習慣改善プランの提案から大腸内視鏡検査による詳細な診断まで、幅広いサポートを提供しています。慢性的な便秘に悩まされている方は、ぜひ当クリニックまでご相談ください。
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